9年度まで国債排除せず 防衛財源で松野官房長官

松野博一官房長官(矢島康弘撮影)
松野博一官房長官(矢島康弘撮影)

松野博一官房長官は13日の記者会見で、令和9年度までの5年間で43兆円の防衛費を確保するため、財源の一部を国債発行で賄う選択肢も排除しない考えを示唆した。「歳出改革、特別会計からの受け入れ、コロナ対策予算の不要分の返納、国有財産の売却収入の活用など一時的な財源も含めて、あらゆる工夫を行っていきたい」と述べた。

一方、10年度以降も積み増した防衛費を維持していくため国債を財源に充てることについては「取りえないということは首相が述べている通りだ」と否定した。

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