堺市長選、知事選と大阪市長選の「トリプル選」回避 6月4日に投開票

堺市長選の前倒しはせず、「トリプル選」回避を決めた市選挙管理委員会=10日午前、堺市役所
堺市長選の前倒しはせず、「トリプル選」回避を決めた市選挙管理委員会=10日午前、堺市役所

堺市選挙管理委員会は10日、来年6月の任期満了に伴う市長選について、来春の統一地方選に合わせた前倒しはせず6月4日投開票と決めた。地域政党「大阪維新の会」は、選挙費用の削減などを理由に大阪府知事選と大阪市長選(いずれも来年4月9日投開票)と同じ日程で実施するよう要望していたが、堺市選管は「トリプル選」を回避した。

この日の会合で、市議会の維新、公明、自民、立民系の4会派が推薦した選管委員4人が日程を協議。4人のうち3人が単独実施を支持し、6月4日投開票と決めた。

これまで維新市議団は、市長選を前倒しすれば単独実施に比べ、コスト削減や投票率向上が期待できると訴えていた。一方、トリプル選になれば堺市内の有権者は大阪府知事、府議、堺市長、堺市議の4重選に投票することになり、投開票事務の集計ミスや遅れなどが懸念されていた。

4年に1度の統一選は前年に臨時特例法で日程が決まる。実施年の3~5月に任期満了となる地方選挙は4月に一斉実施されるが、平成7年の統一選では、同年1月に発生した阪神大震災の被災地の選挙が6月に延期された。これらの自治体では11年から、6月1~10日に任期満了を迎える選挙について、統一選に合わせて前倒しできるようになった。

堺市では、竹山修身(おさみ)前市長が自身の政治資金問題の責任を取り、任期途中の31年4月30日に辞職。維新公認で当選した現職の永藤英機市長は来年6月8日に任期満了を迎える。

「トリプル選」回避の堺市選管 「投票率向上の保証ない」

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