長野の公園、苦情で廃止へ 荻原市長「苦しい決断」

廃止が決まっている長野市の青木島遊園地=9日
廃止が決まっている長野市の青木島遊園地=9日

利用する子供の声がうるさいと近隣住民1世帯の苦情をきっかけに、長野市が公園を来年3月に廃止すると決め、長野市議会で9日、この判断を巡る論戦が繰り広げられた。存続を訴える市議は「1世帯の機嫌取りを優先させた」と批判。荻原健司市長は「非常に苦しい判断だが、手続きを進める」と説明し、理解を求めた。

廃止が決まったのは、長野市青木島にある公園「青木島遊園地」。公園設置を求める地元の要望を受け、市が民有地を借り上げて平成16年4月に開設した。市によると、1世帯が「毎日40~50人の子供が一斉に遊び、騒がしい」「庭の植栽を踏み荒らされた」などとして、大きな声や音への改善を要望。市は、公園の出入り口変更や遊具の移設など対応を重ねたが、解決には至らなかった。

9日の市議会で市側は、利用者がほとんどいないことなど経緯を説明。「1人の意見に流されたわけではない」と反論した。

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