NY原油1年ぶり安値水準 5日続落、米景気懸念で

FRBは高インフレを抑制するために政策金利を高水準で維持する姿勢を示している(共同)
FRBは高インフレを抑制するために政策金利を高水準で維持する姿勢を示している(共同)

8日のニューヨーク原油先物相場は5営業日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の2023年1月渡しが前日比0・55ドル安の1バレル=71・46ドルと終値としては昨年12月以来、約1年ぶりの安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化に伴う米景気後退への懸念が売りを促した。

カナダのパイプライン会社のTCエナジーが8日、原油流出事故で米国に輸出するパイプラインの稼働を停止したと発表。供給不安から買われる場面があったものの、影響は限られた。

FRBは高インフレを抑制するために政策金利を高水準で維持する姿勢を示しており、市場関係者は「政策金利のピーク水準(ターミナルレート)は、従来予想より引き上げられる可能性がある」と警戒感を示す。

FRBの金融引き締めに積極的なタカ派姿勢が景気後退を招くとの懸念も強く、原油需要の先行き不安がくすぶっている。(共同)


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