出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるための制度「現役ドラフト」が9日、初めて実施され、巨人が楽天のオコエ瑠偉外野手、西武が阪神の陽川尚将内野手、広島が巨人の戸根千明投手を獲得するなど12選手の移籍が発表された。2巡目の指名は実施されなかった。
現役ドラフトは、12球団が2日の保留者名簿提出後に2人以上の選手を出し合い、各球団とも必ず1人以上を指名、獲得する。フリーエージェント(FA)権を取得している選手や育成選手などは対象外で、非公開で行われた。
同制度は選手の出場機会を増やそうと、日本プロ野球選手会が導入を要望していた。