11月倒産、8カ月連続増 コロナ融資返済で困窮多く

国の資金繰り支援融資の返済に耐えられなくなったケースが多い=東京都新宿区(本社ヘリから、川口良介撮影)
国の資金繰り支援融資の返済に耐えられなくなったケースが多い=東京都新宿区(本社ヘリから、川口良介撮影)

東京商工リサーチが8日発表した11月の全国企業倒産(負債額1千万円以上)は、前年同月比13・9%増の581件と8カ月連続で増加した。このうち新型コロナウイルスが影響した倒産は22・9%増の214件と22カ月連続で拡大。国の資金繰り支援融資の返済に耐えられなくなったケースが多い。

負債総額は22・8%増の1155億8900万円だった。会社更生手続きに入った鶏卵大手イセ食品(東京)グループの富士たまご(静岡県富士宮市)など、中堅企業の倒産が目立った。

業種別で大きく増えたのは、約2・2倍の24件となった道路貨物運送業、2倍の12件だった飲食料品製造業。資源価格高騰や人手不足が重なり、廃業を決めたケースもあるという。飲食業は営業時間の短縮で国から支払われる協力金が減ったことが響き、25・6%増の49件だった。

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