まるで一反木綿?人気も「超一流」、謎多きW杯マスコットキャラ

大会マスコット「ライーブ」のモニュメント前で記念撮影をする外国人観光客ら=12月3日、ルサイル(小松大騎撮影)
大会マスコット「ライーブ」のモニュメント前で記念撮影をする外国人観光客ら=12月3日、ルサイル(小松大騎撮影)

【ルサイル(カタール)=小松大騎】サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会は8強が出そろい、佳境に入った。盛り上げに貢献しているのが、マスコットキャラクター「ライーブ」だ。アラビア語で「超一流の選手」を意味し、カタールの伝統衣装をイメージした白い布とつぶらな瞳が特徴。設定に謎は多いが開幕式での登場後、交流サイト(SNS)で徐々に浸透し、人気も「超一流」に近づきつつあるようだ。

「グッズはもう売り切れた。人気があって、次の入荷はいつになるか分からない」。こう明かすのは、首都ドーハの地下鉄にあるグッズ売り場の男性店員(24)。忙しく品出しをしながら「多くの観光客からライーブはどこだと聞かれるんだ」。最も人気を集めるのは、ライーブの帽子(約4200円)という。

ライーブは全身を覆う白い伝統衣装「トーブ」に、「イガール」と呼ばれる頭部の装飾品を付けたような風貌だ。ただ国際サッカー連盟(FIFA)は公式サイトで「どのように見えるかは全ての人々によって解釈される」。見る人の想像力をかき立てる、ユニークなキャラクターになっている。

ライーブの大会デビューは11月20日の開幕式。ピッチに登場して会場を盛り上げると、SNSで「かわいすぎ」「(漫画『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターの)一反木綿みたい」と話題に。ブラジル代表のリシャルリソン(25)がライーブの帽子をかぶった姿もSNSで広がり、人気に拍車がかかったという。

競技場でもライーブの帽子をかぶって応援する外国人サポーターが目立ち、ドーハ北部の都市ルサイルにあるモニュメントは、すでに人気スポットと化している。

魅力はどこにあるのか。カタール国籍のジャスィム・アルジャイダーさん(35)は「カタールの伝統を重んじたクールな格好とキュートな見た目のギャップでは。W杯を大いに盛り上げてくれている」と笑顔。友人3人とライーブの帽子をかぶってW杯観戦に来たタイ出身のエミィさん(35)も「徐々にかわいく思えてきて思わずグッズを買ってしまった。W杯気分を高めてくれる存在ね」と語った。

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