プロ野球オリックスの吉田正尚外野手(29)がポスティングシステムで米大リーグのレッドソックスと契約することで合意したと7日、メジャー公式サイトが伝えた。
5年総額9000万ドル(約123億3000万円)と報じられた契約は広島からカブス入りした鈴木誠也外野手(28)を上回り、日本から移籍時の野手で最高額。オリックスへの譲渡金は1537万5000ドル(約21億円)となる見込み。45日間の交渉期間はこの日始まったばかりだった。
左の強打者の吉田正は福井・敦賀気比高から青山学院大を経て、2016年にドラフト1位でオリックスに入団。20年から2年連続で首位打者に輝き、21年の東京五輪では日本代表の金メダル獲得に貢献した。
今季は119試合で打率3割3分5厘、21本塁打、88打点で、チームをパ・リーグ2連覇、26年ぶりの日本一に導いた。通算成績は762試合で打率3割2分7厘、133本塁打、467打点。(共同)