北朝鮮、韓国風話し方根絶へ法制化 1月17日に最高人民会議

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮中央通信=共同)

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は、国会に相当する最高人民会議を来年1月17日に平壌(ピョンヤン)で開くことを決めた。6日の最高人民会議常任委員会総会で招集を決定したと、北朝鮮メディアが7日に伝えた。年末に開催予定の朝鮮労働党中央委員会総会での党や国家の政策方針決定を受け、来年の内閣の事業や国家予算を審議。「平壌文化語保護法」の採択などについても討議するとしている。

北朝鮮国内では近年、韓国ドラマをひそかに見る若者らの増加で韓国風の話し言葉が流行し、当局が取り締まりを強化しているとされる。同保護法を制定することで統制の一層の厳格化を図るもようだ。

北朝鮮は2020年末に韓国ドラマの流布に対して死刑を含む厳罰を定めた「反動思想文化排撃法」を制定。米政府系メディアなどによると、中朝国境の都市、恵山(ヘサン)で今年10月、韓国ドラマなどを友人へ回し見させた10代の高校生2人が公開処刑されたという。

立法機関である最高人民会議は、今年は2月と9月に開かれ、9月の会議では、核兵器による先制攻撃の条件を定めた法令を採択するとともに、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が施政演説を行った。

韓流ならぬ「朝流」推進 正恩氏が恐れる新世代封じ

韓流ドラマ視聴、北朝鮮学生1万人が「自首」 厳罰法制定受け

会員限定記事会員サービス詳細