ふるさと納税の返礼品にウォンバットグッズ 大阪・池田市

ふるさと納税の返礼品になっているウォンバットグッズ(大阪府池田市提供)
ふるさと納税の返礼品になっているウォンバットグッズ(大阪府池田市提供)

大阪府池田市は、市立五月山動物園の整備を目的にしたふるさと納税の返礼品に、同園で飼育されている豪州の珍獣ウォンバットのグッズの提供を始めた。市によると、初日の今月1日に約50件、総額100万円以上の申し込みがあったといい、人気になっている。

初日から人気 申し込み相次ぐ

今回の対応は、今年2月、同園の「ワイン」(オス)が、飼育されたウォンバットとしては世界最高齢とギネス記録に認定されたことを受け、市職員約10人でつくる庁内検討チーム「ウォンバット課」(自称)が提案した。

寄付金額1万3千円以上でTシャツとキーホルダー、クリアファイル1枚▽2万円以上でトートバッグ、Tシャツ、キーホルダー、クリアファイル4枚▽3万6千円以上でウォンバットの等身大ぬいぐるみ-がそれぞれ贈られる。

ウォンバットをめぐるふるさと納税の返礼品としては、間近で見られる「バックヤードツアー」が令和元年まで行われていた。

現在、ウォンバットは日本国内で飼育中の6頭のうち、4頭が同園にいる。

市の担当者によると、寄付金は同園の整備に主にあてる予定。「ウォンバットたちが安心して暮らせる環境を整えれば、(豪州から)新たなウォンバットを提供してもらえる可能性も出てくる」と話している。

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