ウクライナ国防省のブダノフ情報局長は、同国へ侵攻を続けるロシアについて「まだ大規模な攻撃を行えるだけのミサイルを保有している」との見方を示した。地元メディアが6日伝えた。東部ドネツク州クラマトルスクの当局によると、6日のロシア軍によるミサイル攻撃で、民家39軒や教育施設などに被害が出た。死者はいなかった。
米シンクタンク、戦争研究所はロシアが深刻なミサイル不足に陥っており、イラン製の兵器に依存する傾向が続く可能性が高いと分析しているが、ブダノフ氏は攻撃への警戒心を示した。
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ウクライナ東部ドネツク州バフムトで、2週間前に前線付近の廃屋で保護された子犬を抱く同国兵=5日(ロイター)
ロシアは5日、ウクライナ全土にミサイル攻撃を実施。ゼレンスキー大統領によると、70発の大半を迎撃したが、4人が死亡した。
隣国モルドバのウクライナ国境近くではミサイルの一部が見つかった。(共同)