サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は6日、決勝トーナメント1回戦が行われ、3大会ぶりの優勝を狙ったE組2位のスペインはF組1位のモロッコと対戦し、延長を終えて0―0で突入したPK戦の末、0―3で敗れた。
PK戦用キッカー投入も
0―0の延長後半13分、ルイスエンリケ監督はPK戦を見越し、途中出場のウィリアムスを下げてまでサラビアを投入した。技巧派FWは1番手で蹴ったが、右ポストを直撃。悪い流れを引きずるように2人目のソレル、3人目のブスケツも止められ、全員が失敗。2大会続けてPK負けで8強入りを逃した。
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モロッコ―スペイン PK戦でキックを外すスペイン1人目のサラビア=アルラヤン(ロイター)
スペインのPK戦はW杯5度目で通算1勝4敗となった。
監督が「運ではない」というPK戦は、選手に「W杯までに所属クラブで最低千本、蹴るように」と指示したほど力を入れながら実らなかった。キッカーを選んだ監督は「私に責任がある。またPK戦が始まったとしても同じ選手を選ぶ」と潔く敗退を受け入れた。