札幌招致の30年冬季五輪の開催地決定先送り 来年から無期限延期へ

スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部(ロイター)
スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部(ロイター)

国際オリンピック委員会(IOC)は6日、スイスのローザンヌで理事会を開き、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪の開催地決定を当初予定した来年9~10月の総会(インド)から先送りすることを決めた。記者会見したデュビ五輪統括部長は、気候変動などへの対応策協議が優先とし、「期間は設けない」として絞り込みの時期を含めて無期限で延期する方針を示した。

各都市の計画を評価する「将来開催地委員会」は温暖化による気候変動で信頼できる開催地が減少する可能性を懸念。持ち回りでの開催や、候補地の条件として雪上競技の会場での平均最低気温が氷点下であることを10年以上証明する必要があると提案。今後同委員会で検討することになり、30年大会の決定時期も見直したという。札幌市のほか関心を持つソルトレークシティー(米国)やバンクーバー(カナダ)には、理事会の内容を通知した。

「冬季五輪の安定のため」との理由で30年大会に加えて34年大会と同時に決めることも議論されたが、今回は結論が出なかった。(共同)

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