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NTTコノキュー社長・丸山誠治さん(61) 仮想空間専業、専用機器も一手に

NTTコノキューの丸山誠治社長
NTTコノキューの丸山誠治社長

--NTTドコモの完全子会社として10月に事業を開始した。業務内容は

「事業はメタバースと、現実空間と仮想空間を融合させるデジタルツイン、デバイス(機器)の3つだ。個人、企業の双方を対象に展開する。これまでNTTグループの主要会社それぞれでサービスを展開していたが、それを集めて設立された」

--デバイス事業の目的は

「メタバースやAR(拡張現実)など3Dデータを見るサービスと(専用の)デバイスはある程度一緒に作っていかないと(適したものが)できないと考えている。第1号端末として軽量グラス(眼鏡)の試作機を来年初夏を目途に公開したい」

--仮想空間を扱う業界の現状は

「メタバース、デジタルツインも個人向けでビジネスとして成立しているのは主にゲーム。ただ、個人向けで成功している会社はほとんどなく、市場が未成立だ。一方、企業向けではサービスとしての事例は結構ある。例えば、ドコモから引き継いだAR眼鏡で指示を受けながら作業する遠隔作業支援や、自社工場内の危険な環境を仮想空間上に再現した社員研修ソフトなど活用が進んでいる」

--会社の展望を

「世界的にも(仮想空間)専業の会社はさほど多くなく、ユニークな存在だ。少なくとも日本国内では最初に思い出してもらえる会社にしたい」(日野稚子、写真も)

まるやま・せいじ 東大工卒。昭和60年日本電信電話(現NTT)入社。平成3年エヌ・ティ・ティ移動通信網(現・NTTドコモ)転籍。執行役員プロダクト部長、取締役執行役員人事部長などを経て、令和元年6月副社長。4年6月特別参与兼XR事業企画株式会社社長。同年10月より現職。福岡県出身。

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