「老衰死」のはずが全身にあざ…特養入所女性殺人、長男が証言

福島県小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」=7日午後
福島県小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」=7日午後

福島県小野町の特別養護老人ホームで入所者の植田タミ子さん(94)が亡くなり、殺人容疑で介護福祉士、冨沢伸一容疑者(41)が逮捕された事件。取材に応じた植田さんの長男が7日、引き取った遺体の全身にあざがあったと証言した。

長男が母の死を知ったのは10月9日早朝。施設から電話で「老衰です」と告げられ、遺体を自宅に引き取った。翌10日、福島県警から遺体を見せてほしいと連絡が。警察官と一緒に母の体を詳しく調べると、足先から首にかけて大量の黒いあざがあることに初めて気付いた。

亡くなる3日前、母が定期診察を受けた病院で会ったのが最後となった。袖口からあざが見え「どうしたの」と尋ねると、母は黙り込んだが元気な様子だった。「安心して預けていたので、まさかと思った」

母の死から約2カ月、施設からきちんとした説明や謝罪はない。長男は「なぜ亡くなったのかを知りたい」と悲痛な思いをあらわにした。

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