米ジョージア州上院選、民主が勝利 中間選決選投票

バイデン米大統領には追い風となる(ロイター)
バイデン米大統領には追い風となる(ロイター)

【アトランタ(南部ジョージア州)=渡辺浩生】11月の米中間選挙で勝者が決定しなかった南部ジョージア州の連邦上院選の決選投票が6日投開票され、CNNテレビによると民主党の現職、ラファエル・ウォーノック氏(53)が当選を確実にした。トランプ前大統領が推薦したプロフットボールNFL元選手の共和党候補、ハーシェル・ウォーカー氏(60)は及ばなかった。

これを受け、上院(定数100)の勢力は民主党が現有の50議席から1議席を積み増し、民主51、共和49となる。過半数を得た民主党は安定的な上院の運営が可能となり、バイデン大統領にも追い風となる。

ジョージア州は伝統的に共和党の地盤とされるが、2020年大統領選でバイデン氏が僅差で勝利した。中間選挙でも接戦州の一つに数えられ、推薦候補が接戦州で次々と落選しているトランプ氏にとって同州での敗北は、再出馬を表明した24年大統領選に響きかねない痛手となりそうだ。

ウォーノック氏は人工妊娠中絶擁護や社会保障の充実を唱え、若者層に支持を広げた。記録的な数となった期日前投票の多くが同氏に流れたとみられる。

ウォーカー氏は妊娠した交際女性に中絶を促すなどの醜聞が発覚。高い知名度を生かしきれず、支持を広げられなかった。

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