サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りした日本代表の森保一監督と主将の吉田麻也(シャルケ)らが7日、帰国後に成田空港近くのホテルで記者会見し、吉田は「自分たちが目指すところにたどりつかなかったが、チームが一丸となって戦えた」と振り返った。
吉田は会見冒頭に「試合後に泣きすぎて、今すこぶる体調が悪い」と切り出しつつ、「今までで一番短いW杯だったが、一番楽しかった」と充実感をにじませた。
29年前、カタールの首都ドーハで、初のW杯出場を目前で逃した〝ドーハの悲劇〟を選手として味わった森保監督は、優勝経験国を撃破した今大会について、「すばらしい経験をすることができた。ドーハの歓喜を味わわせていただいた」と笑みを浮かべた。
帰国時の空港では、青いユニホーム姿のサポーターら600人以上が出迎えた。指揮官は「こんなに日本のみなさんが喜んでいただけるとは思っていなかった」と感謝していた。