和歌山市の県立和歌山商業高の野球部で、練習中に部員の頭をバットで殴打した男性監督(64)が辞任したことが6日、同高への取材で分かった。3日に辞任の申し出があり「行きすぎた指導だった」と説明しているという。
同高などによると、10月15日、ノックの補助をしていた部員の頭部を「球出しが遅い」などとしてヘルメットの上からバットでたたいた。部員は頭部打撲の軽傷を負い、被害届を提出。和歌山県警が傷害事件として捜査している。
ほかにも暴力行為が数件あった疑いがあり、中村憲司校長は「再発防止の徹底に努めたい」と述べた。
同部は春夏の甲子園に計7回出場している。