東京都江戸川区の水道工事現場で6日に起きた爆発で、マンホール内の地下約25メートルに閉じ込められていた30代とみられる男性作業員が救助され、病院に搬送されたが死亡が確認された。東京消防庁によると、マンホールの中には可燃性のガスが充満していたほか、一酸化炭素(CO)も検出されたという。警視庁が爆発の原因を調べている。
警視庁によると、爆発は6日午前11時5分ごろ、江戸川区船堀の都水道局発注の工事現場で発生。男性作業員2人がマンホールの中で作業中だった。老朽化したはしごの交換をしていたとみられる。このうち50代ぐらいの男性作業員は、搬送先の病院で死亡が確認されていた。
現場は都営地下鉄新宿線の船堀駅から南東に約600メートルの住宅街。通行人が見守る中、救急隊員らが「1、2、3」と何度も声をかけ合いながらマンホールの中から30代とみられる男性作業員を引き上げた。