日本、8強の壁厚く クロアチアにPK戦で惜敗

PK戦で敗れ肩を落とす日本代表イレブン=アルジャヌーブ競技場(撮影・村本聡)
PK戦で敗れ肩を落とす日本代表イレブン=アルジャヌーブ競技場(撮影・村本聡)

まだ見たことのない景色を求めてきた日本の戦いが終わった。W杯初出場から24年、4度目の挑戦となった決勝トーナメント1回戦の壁はまたしても高く、厚かった。すべてを出し尽くした選手たちはピッチに崩れ落ち、そして流れる涙を止められなかった。

120分間の死闘でも決着がつかなかった試合はPK戦にもつれ込む。円陣を作って向かった大勝負。南野、三笘、吉田が外して迎えたクロアチア4人目のパシャリッチが決める。1人を残して1-3とされて敗退が決まると、選手たちは呆然と立ち尽くした。

前回ロシア大会準優勝のクロアチアに臆することなく立ち向かった。「歴史を変えるって、普通に生きていてできることじゃない」と話していたGK権田が好セーブを連発し、「チャンスを逃したくない」と燃えていた三笘も果敢にドリブル突破を仕掛け続けた。

決勝トーナメントで列強の戦い方は一変し、1次リーグではのぞかせるときもあるスキがほぼ消える。4日までに準々決勝進出を決めた4チームは、すべて伝統の欧州・南米勢。1次リーグで旋風を巻き起こした新興チームはことごとくはね返されてきた。

ロシア大会後に掲げ続けたベスト8以上の目標には届かなかった。それでもドイツとスペイン撃破は、初めてW杯優勝経験国を下した金字塔であることに変わりはない。新たな悔しさとかけがえのない自信を手にした日本は4年後、再び世界の8強以上を目指す。(奥山次郎)

会員限定記事会員サービス詳細