愛知県愛西市の運営する新型コロナウイルス集団接種会場で接種直後に飯岡綾乃さん(42)=同市=が死亡した問題を巡り、日永貴章市長は6日、市議会一般質問で「市としても責任がある。医療事故調査委員会でしっかり協議していただくことが先決」と述べた。
市の議会への説明によると、調査委は外部有識者で構成し、年内にも初会合を開く。集団接種会場の運営に関しては、接種後の容体急変時は会場にいる医師2人のうち1人が処置に当たっていたが、今回の事案を受け、2人で対応するよう見直したという。
飯岡さんは11月5日、ワクチン接種後に容体が急変し、搬送先の病院で死亡。県医師会は同17日、アナフィラキシーを強く疑うべき事案で「早期にアドレナリンを注射する必要があった」とする検証結果を発表、接種会場の体制不備にも言及していた。