サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメントで、日本は6日クロアチア戦に敗れたものの、1次リーグの快進撃は世界から称賛を浴びた。特にスペイン戦では、三笘(みとま)薫選手のゴールライン際のプレーが光ったが、この判定を支えたのが、ソニーグループ傘下の英ホークアイ・イノベーションズが提供する映像再生技術だ。公正で分かりやすい判定を支援し、大会に貢献している。
複数のカメラ映像などから判定を支援する「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」は、見極めの難しいプレーの際に登場する「機械の目」だ。
VARが注目を浴びたのは、日本時間2日の日本対スペイン戦。後半6分、三笘選手がゴールラインを割りかけたボールに食らい付き、勝ち越し点をアシストした。ラインを割ったか微妙なプレーだったが、VARでラインにわずかにかかっていることを確認。得点が認められ、〝三笘の1ミリ〟と絶賛された。