【アルホル(カタール)=大石豊佳】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、5大会ぶりの8強進出を狙ったセネガルは好機をものにできず、イングランドに屈した。シセ監督は無念の敗退にも「素晴らしいチームだった。ここにいることを誇りに思う」と胸を張った。
前半22分には右クロスにディアが右足ボレーで合わせ、DFに当たったこぼれ球をI・サールが拾うもシュートは枠上へ。31分には敵陣深くで相手のパスミスを誘い、I・サールが奪ってディアにつないだが、GKピックフォードに左手一本で防がれた。相次ぐ逸機が響いて試合の流れを手放すと、守備陣がイングランドの攻撃に耐え切れなくなった。
ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンで活躍するマネが大会前に負傷。エースの欠場は痛手だったが、アフリカ王者としての意地は見せた。指揮官は「次のW杯に向け、続けていかないといけない」とさらなる進化を誓った。