コマツの小川啓之社長は5日、オンラインでの報道各社のインタビューで、国内の防衛産業について「安定的な仕事量をキープしてもらうことが一番の課題だ」と述べた。
コマツは防衛産業において、弾薬事業は継続しているが、装甲車両の新規開発からは撤退した。小川氏は「撤退した理由も安定的なボリュームがない中、設備や技術者などの維持ができなかったことが最大の原因」と語った。
一方、弾薬事業に関しては「コマツ全体の売り上げからいうと、1%もなく、ビジネスとして大きな比重を占めるものではない。あくまでも国防に寄与する考えでやっている」と強調し、今後も継続していく考えを示した。