王者フランスに完敗のポーランド 指揮官がっくり「終わってしまった」

フランス―ポーランド 後半、厳しい表情で試合を見守るポーランドのミフニエビチ監督(左)=ドーハ(共同)
フランス―ポーランド 後半、厳しい表情で試合を見守るポーランドのミフニエビチ監督(左)=ドーハ(共同)

【ドーハ=奥山次郎】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、連覇を目指す優勝候補のフランスに挑んだポーランドは、力の差をまざまざとみせつけられて16強で姿を消した。1986年メキシコ大会以来、36年ぶりに立った舞台で厳しい現実を突きつけられ、ミフニエビチ監督は「世界王者との対戦となり、W杯が終わってしまった」とうなだれた。

前半終了間際に先制を許したのが痛かった。勝たなければ先へは進めず、攻勢を余儀なくされた後半に2失点。相手ゴールに近い位置を取った両サイドバックの裏を狙われ、0-3の後半ロスタイムにエースのレバンドフスキがPKで1点を返すのがやっとだった。

ミフニエビチ監督は「先制点を奪われて、多くのことに変化が生じてしまった。フランスは落ち着きを取り戻し、私たちはナーバスになった」と悔やむ。現役最高のストライカーを擁していても、攻守に豊富なタレントをそろえる世界屈指の強豪の壁は高かった。

それでも、74年西ドイツ、82年スペイン両大会で3位の好成績を残している古豪復活へののろしは上げた。「私たちはポーランドが36年間できなかったことを成し遂げた」と達成感もにじませた指揮官。誇りを取り戻す完全復活への挑戦はこれからも続く。

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