サッカー日本代表、試合前の勝負メシは「うなぎ」 専属シェフのツイッターが好評

日本代表で専属シェフを務める西芳照さん =8月30日、福島県いわき市で撮影
日本代表で専属シェフを務める西芳照さん =8月30日、福島県いわき市で撮影

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表の専属シェフを務めている西芳照さんによるSNSでの情報発信が好評を博している。西さんは自身のツイッターのアカウントで、カタール大会期間中のメニューを次々にツイート。日本代表を応援するファンの間で「これこそ力の源」「バックアップはありがたい」などと称賛や感謝の声が相次いでいる。

西さんは福島県にあるサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」で総料理長を務めたことをきっかけに、2006年のドイツ大会から5大会連続で日本代表の専属シェフを務めている。

ツイッターでは、大会期間を通じて代表選手に提供しているメニューを公開。2-1で勝利した11月23日のドイツ戦後の主食メニューは「カレーライス」、スペインを破った12月1日の試合前の夕食では主食に「うなぎ」が提供された。スペイン戦当日の昼食には、鶏ムネ肉の柔らか照焼▽ラザニア▽銀ダラ塩焼▽温野菜▽なめこと野菜の味噌汁―など10種類以上のメニューを用意。栄養満点であることが〝情報公開〟されている。

また、3日の昼食メニューで提供された三食丼については「良質なタンパク質と疲労回復に鶏ムネ肉は欠かせません」「ほうれん草とマッシュルームのソテーにはサラダ油を使用しバターなどの油脂は使いません」などとツイート。体調管理に徹したメニューであることを伝えると、リプライ(返信)には「選手のパフォーマンスをサポートする大切な食事」「(食事によって)選手もよりやる気が出る」といった声が寄せられた。

西さんのツイッターによると、クロアチア戦の試合前夜に選手たちへ提供された主食のメニューは、スペイン戦と同様に「うなぎ」だった。西さんの〝勝負メシ〟にも支えられ、選手たちは悲願のベスト8進出に挑む。

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