「恋人の聖地」 大阪・泉南市と泉佐野市が地域活性化大賞で入賞

観光庁長官賞を受賞した大阪府泉南市の「SENNAN LONG PARK」(同市提供)
観光庁長官賞を受賞した大阪府泉南市の「SENNAN LONG PARK」(同市提供)

地域資源を活用した特徴ある取り組みを顕彰する「恋人の聖地 地域活性化大賞」が発表され、大阪府の泉南市と泉佐野市が入賞した。両市は、それぞれ「恋人の聖地」に選定されたスポットを中心にまちづくりやイベントを展開してきたことが評価された。

同大賞は、NPO法人地域活性化支援センター(静岡市)などが主催。「恋人の聖地プロジェクト」の一環として、「恋愛」をテーマに地域活性化策の成功例を募集し、優秀な取り組みを表彰している。

入賞した大阪府泉佐野市が設置したモニュメント「LOVE RINKu」(同市提供)
入賞した大阪府泉佐野市が設置したモニュメント「LOVE RINKu」(同市提供)

泉南市は、最高賞の「環境大臣賞」に次ぐ「観光庁長官賞」に選ばれた。恋人の聖地の海水浴場「泉南マーブルビーチ」にはハートのモニュメントを設け、令和2年7月には、同ビーチと隣接してスポーツ施設やテラスを備えた「SENNAN LONG PARK」がオープンした。

こうした施設を会場に、光るスカイランタンを空に舞い上げる催しをはじめ、官民で連携しながら恋人同士や家族連れで楽しめるイベントに力を入れ、SNS(会員制交流サイト)で積極的に発信してきた。市の担当者は「受賞を持続的なまちづくりに生かしていきたい」と話した。

一方、泉佐野市では、大きく「LOVE」とかたどったモニュメント「LOVE RINKu」をりんくう公園に設け、恋人の聖地になっている。同モニュメントを中心に市内周遊を促進し、体験型の婚活イベントを行っていることなどから、入賞となる「地域活性化大賞」に選ばれた。

会員限定記事会員サービス詳細