アフガニスタンやパキスタンで農業支援や医療活動に従事した医師の中村哲さんがアフガン東部で殺害されてから4日で丸3年となり、自宅がある福岡県大牟田市で地元市民らが追悼の竹灯籠をともした。中村さんの功績を紹介する展示会があった文化施設の前で揺らめく明かりをつけて回った。
中村さんと長く共に活動した非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の「PMS(平和医療団)支援室」の藤田千代子室長も火をともし「中村先生の大好きな竹や花など自然のものをささげてくれて本当にうれしい」とあいさつした。
主催した沖牟田龍雄さん(77)は「地元の人々が協力してくれて竹灯籠による追悼が3年続いている。中村先生の生きざまを皆に知ってもらえればいい」と話した。