未到の8強へ権田「わくわく」 クロアチア戦、中盤の攻防戦にカギ

調整する権田修一=3日、ドーハ(村本聡撮影)
調整する権田修一=3日、ドーハ(村本聡撮影)

【ドーハ=川峯千尋】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、日本は5日午後6時(日本時間6日午前0時)から、アルワクラのアルジャヌーブ競技場で前回大会準優勝のクロアチアと対戦する。

負けたら終わりの一発勝負。決勝トーナメントを控えたGK権田(清水)の言葉が弾む。「わくわくする。歴史を変えるって、普通に生きていてできることじゃない」。未到の8強まで、あと一歩。下馬評を覆して1次リーグを突破したチームには高揚感がある。

簡単には勝たせてくれそうもない。クロアチアは前回大会、PK戦2試合と延長戦を制して決勝に進んだ。今大会は1次リーグ3試合でわずか1失点。堅い守りとともに、戦況によって戦術を変えられる柔軟性を持っている。

選手らは中盤の攻防がカギとみる。前回最優秀選手のモドリッチ、ブロゾビッチ、コバチッチで構成する逆三角形を、冨安(アーセナル)は「今大会に出ている国の中でもベストの一つ」と警戒。流動的に動きまわる3人に「時間とスペースを与えないことが重要」と田中(デュッセルドルフ)もいう。全員で連係し、まずは攻守の起点を食い止める必要がある。

中央は堅い。堂安(フライブルク)は「逆にサイドは攻略するチャンスはある」と指摘する。突破力のある三笘(ブライトン)と伊東(スタッド・ランス)の両サイドから切り崩し、中央で仕留める展開に持ち込みたい。

日本が決勝トーナメントに進んだ過去3大会はいずれも16強で散った。1次リーグ突破に満足した2002年、PK戦の末に敗れた10年、終了間際に決勝点を奪われた18年。得られた教訓を生かすときが来た。うち2度を経験した長友(FC東京)は「明日は最高の結果を得られるように。日本サッカーの歴史に黄金の一ページを刻む」と言い切る。チーム一丸で、〝新しい景色〟をつかみに行く。

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