ギンリョウソウ新種発見 20年かけ特定、世界2種目

霧島連山で発見されたキリシマギンリョウソウ(黒木秀一氏提供)
霧島連山で発見されたキリシマギンリョウソウ(黒木秀一氏提供)

白く透き通った姿が幻想的なツツジ科の「ギンリョウソウ」の新種を見つけたと、神戸大や東北大のチームが3日までに発表した。宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山で色や開花時期が通常と異なる個体を発見。遺伝子分析などを行い、約20年かけて新種と確定して「キリシマギンリョウソウ」と命名した。

チームによると、ギンリョウソウは東南アジアや中国、ロシアなど広範囲に分布しているが、これまで世界に1種しか知られていなかった。光合成をせず、地中にいる菌類から栄養分を吸い上げる「菌従属栄養植物」の一種。退化したうろこ状の葉に包まれた姿が竜のように見えるのが特徴だ。

霧島連山で発見されたキリシマギンリョウソウ=2019年6月(神戸大の末次健司教授提供)
霧島連山で発見されたキリシマギンリョウソウ=2019年6月(神戸大の末次健司教授提供)

キリシマギンリョウソウは花びらが紅色だったり開花のピークが約1カ月ずれたりするなどの違いがある。他に岐阜県や静岡県、大阪府、和歌山県にも分布している。

霧島連山のギンリョウソウ(黒木秀一氏提供)
霧島連山のギンリョウソウ(黒木秀一氏提供)

会員限定記事会員サービス詳細