「皮肉だ」 国歌斉唱で政府批判、中国

中国・上海市中心部で新型コロナ対策に抗議し、警察官(左奥)とにらみ合う市民ら=11月27日(共同)
中国・上海市中心部で新型コロナ対策に抗議し、警察官(左奥)とにらみ合う市民ら=11月27日(共同)

中国各地で起きた新型コロナウイルス対策への抗議デモでは、参加者らが国歌「義勇軍行進曲」を歌い団結している。革命を鼓舞する歌詞には政府批判と取れる一節も。上海のデモ現場近くには作曲者の銅像もある。「国家への抵抗のために国歌が歌われるとは皮肉だ」との声が出ている。

「立ち上がれ、奴隷になることを望まぬ者たちよ」。上海市中心部の「ウルムチ中路」で11月26日から2日連続で起きたデモでは数百人が警察官と対峙し、大声で国歌を歌い上げた。30代男性は「反抗の序章かもしれない。デモには中国を変える力がある」と期待を込めた。

新型コロナ対策への抗議デモで、中国国歌を作曲した聶耳の銅像前に集まった市民ら=11月27日、中国・上海(共同)
新型コロナ対策への抗議デモで、中国国歌を作曲した聶耳の銅像前に集まった市民ら=11月27日、中国・上海(共同)

ツイッターには各地のデモの発端となった新疆ウイグル自治区ウルムチをはじめ、江蘇省南京市などでも若者らが国歌を歌う動画が投稿された。(共同)


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