サイド攻撃にもろさも 元週刊サッカーマガジン編集長が分析するクロアチア

【クロアチア―ベルギー】ベルギーのウィツェル(奥)と競り合うクロアチアのモドリッチ =アハマド・ビン・アリ競技場(ロイター)
【クロアチア―ベルギー】ベルギーのウィツェル(奥)と競り合うクロアチアのモドリッチ =アハマド・ビン・アリ競技場(ロイター)

日本が初の8強入りをかけて対戦するクロアチアはどんなチームか。前回ロシア大会で準優勝した難敵の現状について、元週刊サッカーマガジン編集長の北條聡氏が分析した。

クロアチアは手ごわい。機に臨み、変に応じる試合巧者だ。何しろ、押し引き自在。攻撃的にも、守備的にも戦える。

そのうえ、各ラインに歴戦の勇士が健在。FWペリシッチ、MFモドリッチ、DFロブレンだ。前回大会最優秀選手のモドリッチは絶大な影響力を誇るチームの頭脳で、その主将と中盤を構成するコバチッチ、ブロゾビッチも実力者。この3人が絡んだときの攻撃は止めがたく、決定機につながりやすい。

個々の技術が高く、パスワークも巧み。その点はスペインと似ているが、そこに鋭いドリブルを織り交ぜるのがクロアチア流。不用意にスペースを与えると、命取りになりかねない。

ただ、前回大会と比べると、決め手に乏しい。1次リーグ3試合で得点を決めたのはカナダ戦のみ。日本がスペイン戦のような防壁を築けば、そう簡単に失点しないはずだ。失点もカナダ戦の1点のみだが、左クロスから決められており、ベルギー戦でも再三、両サイドから崩され、ピンチを招いていた。外側に空いたスペースにうまくボールを運び、右の伊東や左の三笘にドリブルで勝負させれば好機をつくれるだろう。

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