「通学路、一緒に歩いて」事故防止願い 風見しんごさん講演

講演で交通事故の悲惨さを伝える俳優、タレントの風見しんごさん=3日、東京都中野区(塔野岡剛撮影)
講演で交通事故の悲惨さを伝える俳優、タレントの風見しんごさん=3日、東京都中野区(塔野岡剛撮影)

交通事故の悲惨さを伝え、事故防止につなげるため、警視庁中野署は3日、交通事故で長女を亡くした経験を持つ俳優、タレントの風見しんごさん(60)を招き、東京都中野区立中野東中学校で講演会を開いた。風見さんは「命を失う重大事故にはすべて大きな悲しみ、苦しみ、怒りがある」と語った。

「さくらのとんねる~家族の絆」と題した講演会には、200人が参加。風見さんは平成19年1月、長女、えみるさん=当時(10)=を登校中の交通事故で亡くした。芸能活動と並行して各地で交通安全に関する講演会などを開き、事故防止のため、経験を伝えている。

3日の講演では、えみるさんを亡くした日のことを語り、時折、涙を浮かべながら「事故から16年経っても、娘が最後に見た景色はどんな景色かと想像してしまう」と胸中を明かした。参加者には「子供と通学路を何度も一緒に歩き、ここは危ないよ、などと何度も教えてあげてほしい」と呼びかけた。

警視庁によると、都内では今年、12月2日時点で2万7510件の交通事故が発生(昨年同期比で2685件増)。死者は118人(同4人増)となっている。

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