日本サッカー協会のシンボルマークになっている「八咫烏」にゆかりがある和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で3日、地元のサポーターや少年サッカーチームの子どもたちが、ワールドカップ(W杯)カタール大会で1次リーグを突破した日本代表が決勝トーナメントを勝ち進むよう祈願した。
八咫烏は伝承上の3本足の鳥。熊野地方で神の使いとされており、大社の境内には石像などがある。今大会を前にした10月下旬、日本サッカー協会の田嶋幸三会長らが参拝に訪れた。
3日の祈願に参加した少年サッカーチームの主将で、小学6年の棒引琥太郎君(12)は「日本代表がドイツに勝った時に、1次リーグを突破すると思った。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は、先制点を取ってほしい」と語り、優勝を期待した。