宮内庁は2日、天皇陛下が11月に東大病院(東京都文京区)で受けられた、前立腺の組織の一部を採取する生体検査の結果について、「異常は認められなかった」と発表した。宮内庁によると、投薬治療の必要はなく、今後、血液検査などを行いながら経過観察を続けるという。
陛下は11月6日にMRI検査をご受検。宮内庁は「特に懸念される所見はない」としたが、前立腺に肥大が確認されており、念のため27~28日、東大病院に入院してさらに詳しい検査を受けられていた。
陛下の体調に変化はなく、30日には皇居・御所で皇后さまとともにモンゴル大統領夫妻とご会見。長女の敬宮愛子さまのお誕生日だった12月1日は、御所で愛子さまとともに、宮内庁長官や側近からの祝賀を受けられた。