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決定機生んだ日本の勤勉さ 高木琢也氏

【サッカーカタールW杯2022 日本代表対スペイン代表】 スペイン戦に勝利し、スタンドの声援に応える吉田麻也(中央)ら日本イレブン=2日、ハリファ国際競技場(蔵賢斗撮影)
【サッカーカタールW杯2022 日本代表対スペイン代表】 スペイン戦に勝利し、スタンドの声援に応える吉田麻也(中央)ら日本イレブン=2日、ハリファ国際競技場(蔵賢斗撮影)

1日(日本時間2日早朝)に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)1次リーグE組最終戦、日本-スペインは、日本の森保監督と選手たちがすべての力を出し切った素晴らしいゲームだった。1、2失点は覚悟していたと思われる前半は、スペインに中央のエリアをあまり使わせず、チャンスを多く作らせなかった。守る際にどういう状況でどこを抑えるかをしっかりと共有できていた。特に相手が後方から攻撃を組み立てようとする場面では、最前線の前田が中盤のブスケツへのパスコースをうまく消していた。

堂安の同点ゴールの場面では前田が相手GKにプレッシャーをかけて長めのボールを出させ、スピードを生かした伊東が詰めて競り勝った。田中の勝ち越し点は、三笘がゴールラインを割りそうなボールを懸命に折り返して生まれた。彼じゃなければ追いついていない。日本人の勤勉さが表れていたと思う。4-3-3のスペインに3バックで対抗するのは難しかったはずで、森保監督がシステムに選手個々の特長をうまく落とし込んでいた。

逆に前半は精密機械のようなプレーをしていたスペインでも、ねじを一個一個外していけばああなってしまう。ビッグクラブでプレーしていても、やっぱり同じ人間なんだなと感じさせられた。(元日本代表)

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