首相、救済新法の今国会成立に意欲　国民との連立「考えていない」

岸田文雄首相は２日、国会に提出した世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題を巡る被害者救済に向けた新法の法案について、「一日も早い成立に向けて全力で取り組んでいきたい。この国会中に成立させたい」と述べた。現時点で野党との党首会談は予定していないとしつつ、合意形成に向けた与野党の協議を見守る考えを示した。官邸で記者団の取材に答えた。

首相はまた、自民、公明両党の連立政権に国民民主党を加える案が検討されているとの一部報道について、「全く知らないし、私自身考えていない」と否定した。国民民主は２日に成立した令和４年度第２次補正予算に賛成した。