「日本、驚きの強さ」「統率あるチーム、ベスト4も」 スペインも驚愕

マドリードのスポーツ・カフェで、日本の勝利に茫然とするスペインのサポーターたち(三井美奈撮影)
マドリードのスポーツ・カフェで、日本の勝利に茫然とするスペインのサポーターたち(三井美奈撮影)

【マドリード=三井美奈】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、マドリードのスポーツ・バーでは1日夜(日本時間2日未明)、地元のファンがスペイン-日本戦の生中継を見守った。日本の勝利に「おおーっ」という驚きと歓声があがった。

貿易会社経営、ラファエル・ソテルドさん(52)は試合後、「日本を見くびって悪かった。こんなにディフェンスが堅いとは思わなかった。日本バンザイだ!」と記者に歩み寄り、抱擁した。ソテルドさんは試合開始前、「今日は3対0でスペインが勝つ。日本-ドイツ戦を見たが、日本は突破力がない」と余裕の表情で語っていた。仲間とビールを飲みながら試合を見ていたが、後半、日本が立て続けに2点を決めると、表情が真剣になった。「あの、ブロンドの選手、堂安というのか。彼の攻めはよかった。日本はベスト4に進出してもおかしくない」と絶賛した。

マドリードのスポーツ・バーで、日本に2点目を入れられ、テレビ中継を見ながら叫び声をあげる観客(三井美奈撮影)
マドリードのスポーツ・バーで、日本に2点目を入れられ、テレビ中継を見ながら叫び声をあげる観客(三井美奈撮影)

会社員のダニエル・サイズさん(29)は赤と黄のスペイン国旗を背負って友人3人と試合中継を観戦した。サイズさんも当初はスペインの勝利を全く疑っておらず、試合終了後、「日本がこんなに強いとは、欧州中が思っていなかっただろう。今日の試合には、強いショックを受けた」と語った。日本について、「非常に統率がとれたチームだ。ディフェンスが堅く、スペインがなかなか切り込めなかった。こんなことは、めったにない。後半の始まりで日本にいきなり2点を決められ、動揺から立ち直れなかった」と分析。そのうえで、「日本は会場にサポーターが大勢いて、熱気が伝わってきた。声援も力になったはずだ。(スペインのレアルソシエダードに所属する)久保(建英選手)はスター性があるから、今後も頑張ってほしい」とエールを送った。


マドリードのスポーツ・バーで、日本―スペイン戦を見守るファンたち(三井美奈撮影)
マドリードのスポーツ・バーで、日本―スペイン戦を見守るファンたち(三井美奈撮影)

マドリードでは1日午後8時(日本時間2日午前4時)に試合が始まり、いつもならにぎわう中心部の大通りは人出がまばらになった。スポーツ・バーには試合開始前から200人以上が詰めかけ、熱気でムンムン。モラタが前半、1点を先制すると、店内の客が総立ちで歓声を上げたが、後半、日本が2点目を決めて逆転すると、店内に悲鳴が響いた。大学生のアンジェラ・ガルシアさん(18)は、「日本-ドイツ戦を見たとき、日本はかなり実力があると思った。テクニックが優れている。それでも、スペインを破るとは想像もしなかった」と話した。

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