サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で1日、フラパル審判員(フランス)が女性として初めてW杯の主審を務めた。2人の副審、女性のバッキ審判員(ブラジル)とディアス審判員(メキシコ)とともに、アルホルで行われた1次リーグE組のコスタリカ―ドイツを担当。ドイツが4―2で勝利した白熱した点の取り合いを、冷静に裁いた。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)などで主審として笛を吹いた経験があるフラパル主審は、選手と積極的にコミュニケーションを取る姿が目立った。終盤に、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオフサイドの判定を覆してドイツの得点を認めた場面もあったが、大きな混乱はなかった。
今大会はW杯で初めて女性の審判員が選ばれ、日本からは山下良美審判員が名を連ねている。(共同)
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コスタリカ―ドイツ戦に臨むフラパル主審(右)ら =1日、アルホル(ロイター)