堺市の大阪公立大で2日、新型コロナウイルスを徹底的に押さえ込むとして中国が実施している「ゼロコロナ」政策と、中国共産党の強権統治に対する抗議活動が行われた。中国人留学生らが参加。新疆ウイグル自治区ウルムチ市の高層住宅で起きた火災の犠牲者を追悼し、言論の自由を認めない検閲行為に抵抗することを示す白い紙を掲げる学生もいた。
ウルムチ市の火災は、コロナ対策で周囲が封鎖されていたため救助が遅れたとされる。
参加した中国人留学生らは「国に帰れないかもしれないが、勇気を出して活動を続けている。日本人にも知ってほしい」と話した。構内にいた多くの日本人も足を止め耳を傾けた。居合わせた学生は「自由のない生活が考えられない。頑張ってほしい」と話し、エールの拍手を送った。