浪速風

97歳が語る、日本が手本となる日

スペインに勝利し、喜び合う日本代表=ハリファ国際競技場(蔵賢斗撮影)
スペインに勝利し、喜び合う日本代表=ハリファ国際競技場(蔵賢斗撮影)

歴史的な勝利に、寝不足の人も多いだろう。サッカーのワールドカップ(W杯)を長年にわたって取材してきた97歳の賀川浩さんは、カタール大会に臨む日本代表をこう評していた。「今の実力から言えば、準々決勝を目指すぐらいの力に、ぼちぼちならなあかん。また、なって当たり前の時期ですわ」

▶日本のサッカー界がW杯のために重ねてきた努力を、知るからこその言葉である。強化策一つにしても、日本ほど一生懸命に取り組んでいる国は少ないという。優勝経験のあるドイツ、スペインを破っての決勝トーナメント進出は、たどってきた道の正しさを示している

▶日本はサッカー先進地の欧州を見習い、追いかけてきた。賀川さんは「世界で認められれば、今度は世界からはね返ってくるものがある」と話す。それは、日本のサッカーが一目置かれ、手本とする国が現れることを意味する。「ブラボー」な勝利で勢いに乗り、W杯史に新たな名を刻んでほしい。

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