下剤多量処方で男性死亡 愛知の病院、医療ミス

愛知県医療療育総合センター中央病院(同県春日井市)は2日、便秘治療のため処方した下剤を服用した男性患者が死亡する医療ミスが、令和3年にあったと発表した。病院は、処方した下剤の量が多過ぎ、嘔吐(おうと)するなど発症後の対応も不十分だったと判断。医療事故調査委員会を設置し、調査していた。

病院によると、男性は同県小牧市の蔵座(ぞうざ)徹さん=当時(36)。3年5月17日、難治性の便秘で受診した。医師が処方した下剤を自宅で服用後、嘔吐などの症状が出たため同病院に搬送され、翌18日午後8時半ごろに死亡した。

医師の処方した下剤は通常の便秘治療に必要な量の10~15倍だった。医師は過去に自身への投薬で効果があったとして、処方したと説明している。

蔵座さんはダウン症で、搬送後の治療の際に一時、身体拘束されたが、看護師が不在の時間帯があり、死亡時には誰もいなかったという。

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