バイデン米大統領とフランスのマクロン大統領は1日、ワシントンで会談した。ウクライナに侵攻したロシアや覇権主義的な動きを推し進める中国への対応などを協議。フランスは米国にとって最古の同盟国だが立場の違いもあり、どのように戦略的な協力関係を深めるのかが焦点となる。
バイデン氏は政権発足後初の国賓としてマクロン氏を迎えた。会談前の式典で「フランスと米国が(ロシアの)プーチン大統領の征服への野心とロシアの残忍な戦争を抑え込んでいる」と述べ、米仏両国の連携の重要性を訴えた。ドイツのメルケル前首相退任や英国の欧州連合(EU)離脱で、米国にとってマクロン氏が欧州で担う役割の重要性は高まっている。(共同)