アディショナルタイムに「悲劇よぎった」 元ドーハ戦士が祝福

「ドーハの悲劇」でW杯初出場を逃した日本選手ら=1993年10月
「ドーハの悲劇」でW杯初出場を逃した日本選手ら=1993年10月

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会での決勝トーナメント進出を決めた日本代表に「元ドーハ戦士」もエールを送る。「歴史が変わった。選手がこれまで積み上げてきた経験がいい形で開花した」。日本代表選手として、1993年のドーハの悲劇を経験した勝矢寿延(としのぶ)さん(61)=現セレッソ大阪アンバサダー=がたたえた。

「ドーハの悲劇」を経験した元日本代表でセレッソ大阪アンバサダーの勝矢寿延さん
「ドーハの悲劇」を経験した元日本代表でセレッソ大阪アンバサダーの勝矢寿延さん

29年前、森保一監督らとともにW杯米国大会のアジア最終予選を戦った勝矢さん。今大会の1次リーグの戦いに関し「粘り強い性格の森保監督のチームらしく、細かく自分たちのプレーに徹することができた」と分析する。

アディショナルタイムが長く設定される傾向は気になっていた。試合終了間際にイラクに同点に追いつかれ、初のW杯出場を目前で逃したドーハの悲劇が「頭によぎった」ためだ。

そんな中、果敢に仕掛けていった森保監督の采配からは、悲劇を二度と繰り返さないとの強い覚悟を感じた。緊迫したシーンでも「タイミングよく選手起用を行っている」と話す。

16強進出を決めた森保ジャパン。決勝トーナメントに向け、「選手たちがドイツとスペイン戦の勝利で得た自信を持ってクロアチア戦を迎えることができるのは大きい。勝てますよ」。サムライブルーのさらなる飛躍に期待を寄せた。(小泉一敏)

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