自衛隊グルメ探訪

陸上自衛隊朝霞駐屯地の厨房拝見

裁断室で野菜を裁断する調理員。室内には野菜切裁機があるが、ジャガイモの芽をとるのは手作業だ(2010年4月)
裁断室で野菜を裁断する調理員。室内には野菜切裁機があるが、ジャガイモの芽をとるのは手作業だ(2010年4月)

今回紹介するのは、1都10県の防衛警備、災害派遣等を任務とする陸上自衛隊東部方面隊の総監部が配置されている朝霞駐屯地の厨房だ。

敷地面積約90万平方メートル、訓練場約70万平方メートルと陸自で有数の広さの駐屯地である。

主な所在部隊等は東部方面総監部、陸上総隊司令部、東部方面通信群、東部方面後方支援隊、東部方面衛生隊、自衛隊体育学校など。

厨房の調理員は約40人で、1日約5500食の食事を賄うのだ。

では朝霞駐屯地の昼食の調理風景および配食風景を見てみよう。


昼食メニュー

牛肉の照焼(または牛肉あんいためそば)、コーンスープ、ツナサラダ、切り干し大根炒煮、ご飯、乳酸飲料

昼食のツナサラダを箱につめる調理員。一窯あたり700人分のサラダをつくる。蒸気窯は6つ、ガス窯は2つ、その他にフライヤなどもある。衛生管理をしっかりしており、隊員の食事には万全の処置をしていた
昼食のツナサラダを箱につめる調理員。一窯あたり700人分のサラダをつくる。蒸気窯は6つ、ガス窯は2つ、その他にフライヤなどもある。衛生管理をしっかりしており、隊員の食事には万全の処置をしていた
牛肉の照焼をメインにした昼食(写真右上に牛肉あんのいためそば)。洋に片寄らず、切り干し大根炒煮など和のメニューも取り入れている
牛肉の照焼をメインにした昼食(写真右上に牛肉あんのいためそば)。洋に片寄らず、切り干し大根炒煮など和のメニューも取り入れている
取材当時の昼食風景。一部屋当たり約1200人分の食事が可能であるが、コロナ禍の現在はソーシャルディスタンス化や黙食が実施されている
取材当時の昼食風景。一部屋当たり約1200人分の食事が可能であるが、コロナ禍の現在はソーシャルディスタンス化や黙食が実施されている
朝霞駐屯地に所在する陸上総隊司令部(陸上総隊フェイスブックより)
朝霞駐屯地に所在する陸上総隊司令部(陸上総隊フェイスブックより)

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。

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