朝鮮半島情勢に詳しい拉致被害者「救う会」の西岡力会長に、北朝鮮をめぐる珍ニュースを教えられた。北朝鮮の最高人民会議常任委員会が、人間ではなくミサイルの移動式発射台に対し、英雄称号と勲章を授与したのだという。素っ頓狂な冗談かと思ったら、国営通信社、朝鮮中央通信が11月27日付で実際にこう報じたのだそうである。
「常任委員会は、米帝の核覇権に立ち向かえる名実相伴う核強国であることを世界に明白に実証し、最強の大陸間弾道ミサイルの威容を全世界にとどろかせた新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)『火星砲-17』型の発射台車第321号に、朝鮮民主主義人民共和国英雄称号とともに、金星メダルおよび国旗勲章第1級を授与した」
「地球上で帝国主義の暴政を終わらせる絶対的な力を持った社会主義朝鮮の気概を全世界に力強く誇示した歴史的壮挙であり、5千年の民族史に末永く輝く特大出来事である」