岸田首相、拉致問題で「金総書記と向き合う」 参院予算委要旨

参院予算委で答弁する岸田文雄首相=1日午前、国会・参院第1委員会室(矢島康弘撮影)
参院予算委で答弁する岸田文雄首相=1日午前、国会・参院第1委員会室(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が出席した1日の参院予算委員会での主なやり取りは次の通り。

公明党・石川博崇氏「『安保3文書』の改定が必要なのはなぜか」

首相「平成25年にわが国初の国家安全保障戦略(NSS)が策定されてから約9年が経過した。軍事バランスの急速な変化などで、安全保障環境が厳しさを増している。国民の命や暮らしを守り抜くため、抑止力と対処力の強化が重要な課題だ」

日本維新の会・高木佳保里氏「横田めぐみさんの拉致から45年がたった。拉致問題に対する首相の覚悟を聞かせてほしい」

首相「条件をつけずに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と直接向き合う決意で、問題に真剣に取り組んでいきたい」

高木氏「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の被害者救済新法で救えるべき方々が救われないことがあってはならない」

首相「(新法が)成立した際には条文の解釈の明文化を図り、実効性のある制度とするよう努力する。被害者救済への取り組みに万全を期したい」

国民民主党・伊藤孝恵氏「子供予算の倍増にあたり、子供国債発行の是非を議論すべきだ」

首相「国債の返済には将来世代の税収などがあてられ、負担の先送りとなる恐れがある。安定財源の確保などの観点から、慎重に検討する必要がある」

共産党・田村智子政策委員長「物価高騰に負けない賃上げをどうやって実現するのか」

首相「来年春の賃金交渉に向け、物価上昇に負けない対応を私から労使にお願いするとともに、政府としても取り組みを後押ししていく。労働移動の円滑化や学び直しなどの人への投資を一体的に進め、構造的な賃上げを実現する」

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