びわこ成蹊スポーツ大学から来季、J1神戸に入団するMF泉柊椰(とうや)の加入内定記者会見が1日、大津市の同大学で開かれた。2日に22歳の誕生日を迎える泉は「神戸に戻れるのは、ありがたい。これからも壁にぶち当たると思うが、僕なりの乗り越え方で神戸の勝利に貢献できれば。新しい風を吹かせ、勝利を決定づける選手として活躍したい」と抱負を語った。同大学からJリーガーが誕生するのは7年連続で21人目。
大阪府八尾市出身の泉は神戸U-18(18歳以下)からびわこ成蹊スポーツ大学に進学。3年時の昨年10月に特別指定選手として承認された。
ドリブルが武器のアタッカーで、日本代表の三笘薫(ブライトン)と同じ左サイドが主戦場。同大学サッカー部の望月聡監督は「しなやかで、ギリギリまで判断を変えられる雰囲気を持った選手」、神戸の幸田将和スカウトは「緩急をつけ、内からも外からも持ち出せる」と評した。
「武器はドリブルなので、ゴール、アシストで貢献したい」という泉は「今開かれているワールドカップ(W杯)でも、三笘選手がボールを持つとワクワクする。僕自身、4年後のW杯をかなり狙っている。今は三笘選手はあこがれだが、どこかであこがれをなくすことができればと思っている」と決意表明した。