愛子さま21歳 日本文化にご関心

皇居内の厩舎で、記念撮影に応じられる天皇、皇后両陛下の長女、敬宮愛子さま=21日午後、東京都千代田区(宮内庁提供)
皇居内の厩舎で、記念撮影に応じられる天皇、皇后両陛下の長女、敬宮愛子さま=21日午後、東京都千代田区(宮内庁提供)

天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは1日、21歳の誕生日を迎えられた。昨年12月から成年皇族として儀式や祭祀(さいし)に参列し、今春には初めての記者会見にも臨まれた。新型コロナウイルス禍を考慮し、大学3年の今もオンラインで授業を受ける一方、この秋は、専攻分野である日本文化に関わる催しに相次いで足を運ばれた。

「勉強になりました」

11月24日、東京国立博物館の特別展を両陛下とともに鑑賞した愛子さまは、説明役の担当者にこう、声をかけられた。在籍する学習院大文学部で学んだ江戸時代の文学作品にまつわる浮世絵などを、「目を輝かせて」(担当者)ご覧になっていたという。

これに先立ち、同月5日には、皇居・東御苑で行われた雅楽の演奏会に秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまとともに姿を見せられた。愛子さまは鑑賞前、大学の伝統芸能の講義ノートを見返すなど「楽しみに準備されていた」(側近)という。

コロナ禍で愛子さまご自身の外出の機会は限られているものの、エリザベス女王の国葬が営まれた英国や、本土復帰50年を迎えた沖縄など、両陛下から国内外のご訪問先での出来事を聞き、その国や地域への理解を深められている。

愛子さまは中学生時代、両陛下とともに、沖縄から本土を訪れて記事を書く「豆記者」の生徒らと交流された経験がある。両陛下が10月の沖縄訪問で、この生徒らと再会されたことも話題に上り、愛子さまは懐かしく思われていたという。

愛子さま、上皇ご夫妻にごあいさつ 21歳のお誕生日に

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