SNSにあふれるサッカー日本代表への誹謗中傷 本田圭佑氏「安易な批判はやめるべき」

コスタリカに敗れ、悔しそうな表情を浮かべる日本代表の吉田麻也(中央)=アハマド・ビン・アリ競技場(撮影・蔵賢斗)
コスタリカに敗れ、悔しそうな表情を浮かべる日本代表の吉田麻也(中央)=アハマド・ビン・アリ競技場(撮影・蔵賢斗)

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、1次リーグを1勝1敗で迎えた日本代表は、1日夜(日本時間2日未明)にスペイン戦を迎える。劇的な勝利を収めたドイツ戦とは一転し、決め手を欠いて0-1で敗戦したコスタリカ戦以降、会員制交流サイト(SNS)には代表選手への批判や誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいる。このような現状に元日本代表の本田圭佑氏も「安易な批判はやめるべきだ」と苦言を呈す事態に。スペインとの大一番を前に、選手の精神的なダメージが懸念される。

27日のコスタリカ戦では0-0で迎えた後半36分、主将のDF吉田が自陣ゴール前でクリアしたボールを相手に奪われ、シュートを決められた。中途半端な形にも見えたクリアが得点の起点となってしまったことで、試合後のSNSには吉田に対する批判や誹謗中傷が殺到した。

吉田のインスタグラムには、ユーザーから「潔く引退してくれ」「早く国籍変えてください」「二度と日本の土踏むなよ」などといった誹謗中傷と取れるコメントが確認されたほか、ツイッターでも「二度とキャプテンを名乗るな」などといった意見が寄せられた。また、コスタリカ戦の後半途中から出場したDF伊藤にも、ツイッターでは「バックパスばかり」などと批判が集中した。

選手に対する批判や誹謗中傷がSNSで相次いでいる現状に、本田氏は自身のツイッターで11月28日、「伊藤洋輝さんに関して。安易な批判はやめるべき。監督が指示してない可能性もある。選手ってのはコーチング1つで1流にも2流にもなりえる」(原文ママ)と投稿。本田氏のツイートへの返信(リプライ)には「批判じゃなくて、その力を応援に変えてほしい」「勝った時は反省点を忘れて喜んで、負けた時は批判。それをサポーターと言えるのだろうか」と賛同する意見が寄せられ、「いいね」は12万を超えた。

国際サッカー連盟(FIFA)と国際プロサッカー選手会は大会前、W杯への出場選手をSNSの誹謗中傷から守るサービスを始めると発表。選手のアカウントを監視し、差別や脅迫などのコメントがあった場合には、運営元や法務当局に通報する方針を示している。

W杯選手を中傷から保護 FIFAがSNSを監視



 

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